無分類30のお題 →TYPE2

22、二番目(アキリン+リン→カズイ)


  

ある日の夜、アキラとリンはベッドにもぐりこんで、やることをさっさと済ませた。
そして甘い、甘〜いピロートークでアキラはこんなことを訊いた。
「……その、訊いてもいいか?」
「何?」
「……リンが惚れてたカズイって、どんな奴だった?」
この質問に、リンは真顔になった。
そして、ああ、と頷く。
「トモユキから聞いたんだろ?アイツはホント……」
「誤魔化さないで答えて欲しい。……どんな奴だった?」



俺らペスカ・コシカは敵対したチームには徹底して攻撃をする、って話は聞いたことがあるだろ?
実際にその倍にしてやり返してた。
じゃなきゃ舐められるし、舐められたら終わりだ。
アキラだってチャンプだったんだから、その辺の意地は解るだろ?
そうやって『報復』を繰り返して、今思えば調子に乗って倒れらの目を覚ましてくれたのがカズイ。
イカれたチームには絶対必要で、不可欠なストッパー、それがカズイ。


「……こんな感じかな」
「なるほど。……とてもじゃないが俺にはそんな事は出来ないな」
「そう?アキラって結構面倒見いいし。それに……」
ここでリンはアキラに耳打ち。
その内容はリンとアキラのみぞ知る。




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2015年 ?月?日 莊野りず

二番目=リンにとって二番目の男的な?
リンは一体どこでテクニックを手に入れたのでしょうね。
私的に咎狗七不思議です。




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